アンテナやテレビ関連の記事を書くにあたり、TVの壁掛けに関する記事も幾つか投稿しているんですが、その際に色々調べてくうちに出会ったこの商品。
ホッチキスでDIYでテレビの壁掛けができちゃうんだそうです。
「そんな都合のカタマリみたいな商品ある?」としか思えなかったんですが、結局買ってしまいました。
↓こちらです↓
リビングにあるメインのテレビは、既にまあまあの金額をかけて壁掛け済みなので「ふ~ん。。。こんなのもあるんだぁ」程度で見てたんですが、じわじわと興味が湧いてきて。
今回は、このウソみたいな商品を実際に取り付けてみて、宣伝通りなのかを検証。
購入するか迷っている方は、是非見てみてください。
僕が購入してみようと思った理由
別の記事で書いてますが、リビングのテレビの壁掛けには結構な金額を投入していて、なかなか大変な思いもしています。
壁掛けにはそれなりのデメリットもあるので、その注意を促すような記事を書いていたんですが、この商品がマジであればそれらのデメリットは吹っ飛びます。
気になる方は是非ご覧ください。
こちらです↓
開発した人には申し訳ないけども、やっぱり実体験として苦労した僕には、どうしても「都合の良すぎる商品」という印象が拭えなかったんですよね。
特に、メーカーサイトにある動画「
寝室にもう一つテレビがあって、そんなに強く壁掛けにしたいとも思ってはなかったんですが、ベッドに寝転んだ時にちょっと低すぎて観づらいと感じてたので、価格も大したことないので一回そっちで試してみようと。
正直そんな感じです。
半信半疑、「もしダメでも寝室だから騙されたと思えばいいか」で試してみたら。。。
想像以上! もうこれだわ。
サイトで購入、送料無料
購入したのは【TVセッター壁美人TI100 Sサイズ ブラック TVSKBTI100SB】です。
専用サイトに行くと下の方に「適合チェック」があって、実際に壁掛けしたいTVのメーカー名と、インチサイズ、型名をタブで選択。
僕の場合、東芝REGZA 32V30【32インチ】。
すると、自動的に適合検索結果で出てきました。
首振り可能なアーム式もあるようですが、特に不要なので上下少し角度調整ができる安い方の【TVセッター壁美人TI100 Sサイズ】を選択。
ブラックとホワイトがあるようですが、どうせTVで隠れてしまうのでどっちでもいいかなって、僕はブラックにしておきました。
会員登録を進められますが、特に気にせず購入。
商品を待ちます。
なかなか早いですな
特に日付指定をせずに購入。
購入して次の日に到着しました、なかなか早いですな。
梱包はこんな感じ。
横幅もペットボトル2本分くらいで思ったより小さい感じですが、まあ想定通りですかね。
カッターで段ボールを切ってみると、ビッシリ詰まった中身が出てきました。
ほぼ金具と同サイズの段ボールに、それぞれの梱包がしっかりした付属品が付いて、キレイに収まってますね。
本体はなかなかビビットな色のビニール袋に入ってます。
ネジ類もそれぞれ小分けしてあって、わかりやすいですね。
ここまでは文句なしです。
いざ金具設置
それでは実際の金具設置に入ります。
商品の中身
段ボールを解体して、出てきた中身がこちら。
- 金具本体
- テレビ取り付けネジ一式
- 壁美人フィルム
- ホチキス針
- 取り付け説明書
この段階でまず自分に盲点があったことに気付きました。
そうか、ホチキスの針が普通じゃないのか!
ちゃんとホチキスの針が入っていて(僕は普通のホチキスの針を使うものと思い込んでいた)、それがステンレス製でガッチリした素材の針。
「なるほど」と声が出てしまうほど、僕の想像力が足りてなかったことに気づかされました。
1000本入りって書いてありますね。
これだけあれば、失敗してもさすがに足りるでしょう。
金具本体を手に取って持ち上げてみる。
頑丈な印象は受けますが、その分ズッシリ重たいぞこれ。
これだけでもホッチキスで留めるの怖いんだけどっ!
というのが正直な感想ですね。
あと、壁美人フィルムという良くわからないものが。。。
何ですかね、これ。
工具はこれだけでOK
使用した工具はたったこれだけでした。
- ホッチキス本体(180度開くタイプ)
- プラスドライバー(よくあるサイズ)
- ハサミ
位置を決めるメジャーや、しるしを付けるエンピツあたりが必要になると思ったんですが、ネジ一式の中に水平器まで入ってました。
なかなか至れり尽くせりですね。
ハサミはネジの小袋を開けるのに使った程度です。
まずはTV本体に金具を取り付ける
最初にTV本体用の金具を、付属のネジを使って取り付けます。
金具自体に調整つまみを取り付けた後、本体に左右2カ所ずつの計4か所。
5分で終わりですね。
ネジ一式の袋を見るとすごくたくさん種類が入ってるんで、「結構取り付け大変なのかな」って思ったんですが、この中から適合するネジを選んで使うみたいです。
結局使ったのは4本だけなので、それ以外は余ってもったいないくらい。
ただ、もしTVを買い替えて設置しなおすことを考えると、必要になる可能性もありますよね。
まあ、あってもらって損はないです。
水平器を使ってあてがってみる
付属の水平器を金具に取り付けて(ちゃんとフックが付いてる)、水平になるように壁にあてがってみます。
おおよその位置だけ決めておいて、後は水平器の空気部分が真ん中に来るように微調整。
位置の決定は想像以上に簡単ですね。
ただ、水平器がまっすぐ付いていることが大前提。
金具に水平器を取り付けた後に、一度床に置いてまっすぐかどうか確かめてみるのがおススメです。
ホッチキスガイドを取り付ける
金具一式の中に、もう一つホッチキスガイドという金具が入ってました。
これはホッチキス自体に取り付けて、ベストな角度でホッチキスが打てるよう補助する金具のようですね。
推奨のホッチキスが【MAX製のHD-10D】なんだそう。
そんな都合良く推奨のホッチキスなんてあるわけないじゃん!と思ってたんですが。。。
!!!
まさかの推奨。
偶々なのか、それともこれが。。。
「運命」を感じて僕は窓を開けて叫びました。(嘘)
おそらく売れ筋のホッチキスなんでしょうね。
良くわかりませんが、推奨だけあってすぐに取り付けできました。
たぶん取り付けができなくても、単なる補助的な金具なので問題ないと思いますけどね。
まずは四隅をホッチキス
いよいよ設置に入ります。
直接金具と壁をホッチキスで留めると思ってたんですが、ここで登場したのが「壁美人フィルム」というもの。
金具の穴にぴったりフィットするようにできたこのフィルムを金具の上から被せて、その上からホッチキスで留めるようです。
この状態で四隅をホッチキス。
最初は片手で支えながらホッチキスなので、キレイにやろうと思っても結構難しいです。
後から全然直せるので、まずは大雑把に幾つか打ってみましょう。
強度は驚きのレベル
四隅に4カ所ずつ留めただけですが、全然手を放しても大丈夫です。
ホッチキスってこんなに強いんですね。
ちなみに家族がいる人は、最初だけでも軽く金具を支えてもらうと楽にできます。
バランスを見てみる
手を放してバランスを見てみます。
遠目からチェックしてみて、TVが掛かってることを想像してみる。
ベッドに寝ながらTVを観ることを考えて、ちょっと高めに設置して下に傾ける感じを想定。
金具が真ん中に来ると考えて、それより二回り三回り大きくなると考えると。。。
なかなかいい具合です。
ひたすらホッチキス
バランスチェックが完了したら、残りの部分をひたすらホッチキスで留めていきます。
最初の片手段階では失敗もありましたが、慣れてくるとミスも少なくスピードも大幅に上がりますね。
ホッチキスガイドも最初はむしろ邪魔に感じてましたが、途中からはあった方が楽です。
まっすぐよりも、むしろ角度を付けてホッチキスを打った方が、外れづらいのかもしれないですね。
ホッチキスの頭部分をしっかり押して打ち込むと上手くいくかも。
写真を撮るため片手になってますが、実際には両手でガッツリ押さえながら打ち付けてます。
あと、フィルムの上からホッチキスをするという方法はいいですね。
もし間違えたときはフィルムを端からペリペリ剥がせば、一緒になってホッチキスも取れていきます。
良く考えられてますね。
強度をチェック
四隅をホッチキスで留めただけで感じてましたが、これ頑丈。
一応全部ホッチキスで留めてみて、ぶら下がるような感覚で上から下に力をかけてみましたが、びくともしない。
金具もかなりしっかり作られてるので、金具自体が曲がることも考えにくいです。
この段階で「メーカーのぶら下がり動画」に対する疑いは完全に消滅しました。
かといって、自分でぶら下がる勇気はないですね。
だって、ぶら下がった時に大丈夫だったとしても、その影響で強度が下がるかもしれないじゃないですか。
メンタル弱すぎですかね(笑)
取り付け完了!
いよいよTVを金具に取り付けます。
壁側の金具にはビスやネジで留めるんではなく、引っ掛けるんですね。
位置を確かめて上から下に静かに降ろしていきます。
恐々設置しましたが、やっぱり金具自体はガチガチでビクともしませんね。
ちなみに、自分がぶら下がる勇気はないですが、災害用に備蓄していた2ℓの水のペットボトルを3つ上から乗っけてみました。
全然とれる気がしません
角度を若干下目に調整、左右のバランスもOK。
これで一通りの設置が完了です。
僕の正直な感想
実際に取り付けてみた僕の正直な感想です。
これを事前に知ってればリビングにあるメインのTVは間違いなくこれでやってますね。
知らなかったということは、当時まだこの金具は開発されてなかったのかも。
「なぜ僕がリビングのTVを壁掛けにする前にこれを開発しなかったのか!」時代に噛み合わない自分の人生に少しイラっとしたくらいです。
写真を撮りつつこの記事を書きながら設置したので結構な時間がかかりましたが、正味かかった時間は40分から50分ってところじゃないですかね。
僕が買ったのは小さい方の金具なので、大きい方はもう少しかかると思いますけど、それでも1時間くらいあればできてしまうんではないかと。
強度については予想以上
多分、皆さんここを一番心配してるんじゃないかと思いますが、この点については心配無用でしょう。
僕は32型でしたが、ちょっと古めのTVなのでまあまあ重かったですし、これが50型や60型になったところでビクともしないように感じられますね。
コスト面も文句なし
実際にリビングのTVの壁掛けを工事業者にお願いしている僕にとってみれば、この金額でできちゃうのはビックリです。
ぶっちゃけ10万程度かかってますからね。
上記の感想から、おススメしない理由がないですね。
本気でTVの壁掛けを検討している方は一択でしょう。
↓こちらです↓
デメリットは?
ここまでゴリ押しで紹介しましたが、それはシンプルにスゴイ商品だと思ったからです。
「メーカーの言ってることが本当ならすごいよね」と思った商品が、実際に購入したら本当に良かったなんて経験は初めてじゃないかな。
だから、素直に感動記事として書かせてもらいました。
ただ、デメリットが無いわけじゃない!
ちょっとテレビと金具の間が狭すぎて、ケーブル関連の接続が難しいんですよね。
僕の場合は寝室のTVなので、接続されてるデバイスは録画用のHDDくらい。
ただ、メインのTVであればレコーダーやテレビゲームなど、様々な機器がくっついてますよね。
これらの機器を後から繋ごうと思っても、これだけ幅が狭いとちょっと無理があります。
テレビの裏の接続は先に済ませてから、壁の金具に取り付けるようにしましょう。
それか、首振りができるアーム式の金具のラインナップもあります。
こちらならTV裏の幅が広いし、首を振って広げれば接続も容易ですね。
あと、この金具に限らずですが、TVを壁掛けにすると総じてケーブルの長さが足りなくなります。
事前に置き場所を考えて、長さが足りなければケーブル自体を取り換えたりしてから臨むことをおススメします。
大げさに書きましたが、先にケーブルの長さを考えておいて、接続してから金具に引っ掛ければいいだけなんですけどね。
結論!
- 強度は嘘じゃなかった!
- 賃貸やDIYでやりたい方は超おススメ!
- 配線やHDDなどの位置を決めて設置しましょう!
最終的にアンテナ線や録画用のHDD、電源ケーブルなどを接続して完成したのが最初の写真。
録画用のHDDはTVと金具の間に引っ掛けて見えないように。
ケーブル関係はすぐ横のカーテン用のフックに引っ掛けることで露出を少なくしました。
大満足ですね。