DIYで手軽にできるテレビコンセントの増設方法とは

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テレビコンセント

子供が大きくなって部屋を用意したけど、テレビコンセントがない。

キッチンでもテレビを見たいんだけど、テレビコンセントがない。

これまで見てなかった場所にテレビを置きたいと思った時、そこにテレビコンセントがないことって多いんですよね。

素直に電気屋さんにお願いしてもいいんですが、できればコストをかけずにDIYでできないものか。。。

そんな方のために、DIYで手軽にできるテレビコンセントの増設方法を書いてみようと思います。

専門家じゃなくても、家にある工具を使って増設できるケースが結構多いんじゃないでしょうか。

上手くいけば、大きくコストを下げることができると思いますよ。

配線は露出で致し方なし

まず最初に考えるのは配線の仕方です。

テレビの配線は、同軸ケーブルという物を使用します。

同軸ケーブルは、通常は屋根裏部屋や壁の中を通っており、テレビコンセントを介して部屋の中に出てきます。

それをテレビに繋いで放送を視聴するんですね。

テレビコンセントを増設するのであれば、見たい場所に同軸ケーブルをもっていかなくてはなりませんが、今さら壁の中を通していくのは難しいでしょう。

壁のクロスをはがしたり、屋根裏からケーブルを引っ張ったり。。。

そこまでやるなら、最初から電気屋さんに頼んだ方がいいでしょうね。

ですから、DIYでテレビコンセントを増設するなら、まずは同軸ケーブルは露出配線(部屋の中での配線)で致し方なしと考えるべきです。

モールなどのケーブルカバーを使って見た目を良くする方法が現実的でしょうね。

モールというのはこのようなものです。

↓こちらです↓

壁や柱などの色に合わせて使用すると、あんまり目立たなくていいですよね。

同軸ケーブルを用意

露出配線やむなしで納得された方は、いよいよDIYスタートです。

まずはモールとともに同軸ケーブルを用意しなければなりません。

テレビコンセントの増設で手っ取り早いのは、増設したい場所に最も近いテレビコンセントから、テレビ電波を分けてあげる方法です。

1mや2mでは全然届かないと思いますので、もっと長尺の同軸ケーブルが必要。

両端が接栓(コネクター)で加工された20mものの同軸ケーブルを探してみました。

↓こちらです↓

同軸ケーブルの端の接栓加工はそれほど難しいものではありません。

手持ちの同軸ケーブルがあるという方は、別途接栓の取り付け方法について説明した投稿があるので、そちらをご覧ください。

↓こちらです↓

テレビの接続は接栓で行うのが基本です。接栓(コネクター)を取り付けるのって難しいと思いますか?実は意外と簡単にできちゃうんです。加工品も売ってますけど、自分で取り付ければコストは大きく削減できます。DIYで手軽にできますよ。

一から購入するという方は、それほど金額に大きな違いはないので、最初から両端が加工されたケーブルを購入する方が楽でしょうね。

2分配器で分けてあげる

同軸ケーブルを2つに分けてあげて、その片方を増設部分に配線してあげることを想定すると、分配器という機器が必要になります。

分けたい数によって変わりますが、今回は2つに分けるので2分配器。

ごくごく一般的な2分配器はこのようなもの。

ただ、今回はテレビコンセントに取り付けるだけで簡単に分けられる2分配器が楽でいいでしょう。

↓こちらです↓

テレビコンセントにプラグのように取り付けるだけで2つに分かれて、片方は既設のテレビに、もう片方を増設側に持っていけばOK。

その場所ではテレビを見ないっていう場合は、分配器なしでそのまま同軸ケーブルを繋いでしまえばいいですね。

レベルが落ちたらブースターで補う

モールでの仕上げは後に置いておいて、まずは同軸ケーブルを実際に繋いでみて映るかどうかの確認をしましょう。

テレビ電波を分けるということは、電波の強さが落ちるということ。

ケーブルを伝っている間もレベルは落ち続けるため、長ければ長いほどテレビの電波は劣化していきます。

既存のテレビコンセントではキレイに映っていても、2分配器と同軸ケーブルでレベルが落ちてしまって、増設側ではチャンネルが映らないなんてことも。。。

レベルの低下が原因で映らない場合は、ブースターを設置することで改善可能です。

テレビコンセントから出てきた線をブースターに繋いだ後に、2分配器を使って分けてあげましょう。

部屋の中で使用することを想定して作られた卓上ブースターという物がありますので、その中から選ぶのがいいでしょうね。

新4K8K衛星放送に対応した、コスパに優れたブースターを探してみました。

↓こちらです↓

地上デジタル放送だけでいいという方であれば、もっと安い商品が出ています。

これを使えばテレビ電波のレベルが20dB程度は上がるので、分配やケーブルでのレベル低下は十分に補えるでしょう。

逆に、ブースターを使用しても改善しないような場合は、レベル低下以外の要因が考えられます。

単なる接続不良などであれば改善できると思いますが、テレビ設備自体が原因の可能性もあります。

既存のテレビ設備を詳細に知る必要があるため、電気店にお願いするしかないかもしれませんね。

やっぱり電気屋に頼むなら

テレビコンセントを増設する際の、ごく一般的なDIY方法を記載してみました。

テレビコンセント自体の増設は壁に埋め込む必要があるため、DIYでは止めた方がいいんじゃないですかね。

壁に穴を開けることになりますし、たまたまその場所に柱があったり、間違って電気の線を切ってしまったり。。。

いろんなリスクがあるので、素人で行うのはおススメしませんね。

今回の記事を見て、「やっぱり自身がない」とか「露出配線は見た目的に嫌だな」とか思うのであれば、電気店にお願いするのがいいでしょう。

お抱えの電気店がいる場合はそちらで、当てがない場合はネットでの依頼も結構おススメです。

ネットであればアンテナ関連を専門に扱っている業者を見つけることができるので、電気工事の傍らアンテナ工事もしているような街の電気店より詳しい可能性が高いです。

対象地域に入るかどうかが一つ問題ですが、そこがクリアーできるならアンテナ工事はネットがいいかもしれません。

比較的対象地域が広く、アンテナを専門にやっている業者を探してみました。

↓こちらです↓

アンテナ工事は割と専門性の高いジャンルなので、電波の強さなどを計る専用のレベルチェッカーなどを持っていない電気店もかなり多いです。

専門業者であればその辺りは用意しているでしょうし、不必要な機器を使用せず対応してくれるんじゃないですかね。

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