アメーバピグやアメーバブログなどが有名な、株式会社サイバーエージェントが運営するインターネットテレビのAbema TV(アベマティービー)。
VOD(ビデオオンデマンド)と呼ばれる、蓄積された動画をインターネット経由で配信する動画配信サービスとはちょっと違った形態の動画配信です。
様々な動画が見られる上に無料というこのサービス。
今回は、そんなAbema TVの魅力に迫ってみます。
インターネットで見るテレビ
一番の特徴は、テレビ放送のようにスケジュールに沿って放送される番組をインターネットを通じて受信して、ライブで視聴するという点です。
いつでも見たい番組を見れるVOD(ビデオオンデマンド)とは違い、あくまで視聴者が放送時間にチャンネルを合わせなくてはなりません。
一見不便なように感じますが、テレビの放送というのは本来そう言うものですからね。
もう一つテレビと同じなのが、コマーシャルが入るということ。
動画の視聴が無料である分、運営費用を企業からの広告費で賄ってるんです。
普通のテレビのように、定期的にCMが入りますが、これも無料だと思えばある意味当たり前ですよね。
オリジナル番組が多い
Abema TVの大きな魅力と言えるのが、オリジナル番組の多さでしょう。
1周年記念番組として放送した「亀田興毅に勝ったら1000万円」が大反響を呼び、一躍Abema TVの名前を世に知らしめました。
その後も大みそかに放送した「朝青龍を押し出したら1000万円」や、元スマップのメンバー3人(稲垣吾郎、香取慎吾、草彅剛)を起用した「72時間ホンネテレビ」など、話題性の高い番組が多いですね。
こういった特別番組だけではなく、普段でもタカアンドトシやブラックマヨネーズ、おぎやはぎや極楽とんぼなど、有名芸人を起用してオリジナルバラエティを数多く放送しています。
また、2018年からは大相撲の中継を開始。
全6場所を、大相撲の番付最下位の序の口から放送するなど、NHKでも放送しない部分にまで踏み込むことでオリジナリティを出しています。
将来の横綱を探すのも面白いかもしれませんね。
テレビへの連動性が低い
弱点を言うとすれば、テレビへの連動性が低いことです。
各動画配信サービスがこぞってテレビ内にアプリを搭載していく中で、Abema TVのアプリが入っているテレビメーカーはありません。
最近になってAmazon Fire TVやGoogle Chromecast、Apple TV、Android TVに対応してきたため比較的視聴しやすくはなってきましたが、まだまだ発展途上でしょう。
それこそNetflixのように、テレビのリモコンに専用のボタンが付いていたりすれば最高ですが、そこまでじゃないにしても、最新のテレビを購入すればアプリも搭載されているくらいにはしたいところでしょう。
通常のテレビで特に見たい番組がない時などにボタン一つでAbema TVに切り替わるようになれば、一気に視聴者は増えてくると思うんですけどね。
※ 2018年6月追記
ソニーが6月に発売予定の2018年新型モデルのリモコンに、新たにhulu・U-NEXT・YouTube・Abema TVの4つのボタンが標準搭載されることになりました。
もともと付いていたNetflixを加えて、動画配信だけで5つのボタンが付くことになります。
これによって、視聴者はテレビを見ながら簡単に動画配信サービスへと切り替えることができるようになり、より普及が進むことが期待されます。
上記の動画配信サービスは、テレビへの連動性がより一層強化されましたね。
まとめ
ちなみにAbemaビデオという蓄積型の動画配信サービスも行っています。
こちらは月額960円で見逃し配信見放題というプランで、プレミアムプランという言い方をしています。
Abema TVはテレビ放送と違って録画ができませんので、予定があると見たい番組も見逃してしまいますよね。
一般のテレビ放送並みに利用している方からすると、Abemaビデオも存在価値が高いでしょう。
1か月無料体験ができますので、お試しに入ってみてもいいんじゃないでしょうか。
※2018年5月の情報をもとに記事を作成しております。
Abema TVの公式ホームページはこちらから
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