皆さん、ダミー抵抗って付けてますか?
「付けても付けなくても同じだろう」と思ってらっしゃる方が意外と多いんじゃないでしょうか。
確かにこれまではあまり影響がなかった気もするんですが・・・。
4K8K衛星放送が始まると取り付けが必須になるかもしれませんよ。
ダミー抵抗とは
そもそもダミー抵抗とはなんなのか。
ダミー抵抗とは、分配器や分波器などの空きの端子に取り付けるものです。
「ダミー」と聞くと、単なる偽物で意味のないもののような印象を受けますが、ちゃんと意味があるものなんです。
端子が空いたままになっていると、そこからテレビの電波が漏れ出てしまったり、外部からの電波が入り込んでテレビの映像に影響を与えてしまったりします。
また、テレビの電波全体の安定性が崩れてしまい、チャンネルごとにレベルの差が生まれてしまったりもします。
これらの障害の発生を防止するための、結構重要な機器なんですよ。
もともとのテレビ電波が強ければ大きく映像に影響は出ませんので、気づかないままになっている可能性がありますね。
4K8K時代には必須
これまでは電波の飛び込みに注意が行きがちで、テレビの映像に支障がなければ取り付けなくてもいい位に考えていたかもしれません。
でも4K8K衛星放送が始まると、入り込む電波に加えて漏れ出る電波に対しての注意が必要となってきます。
4K8K衛星放送で新たに照射される電波は、皆さんが普段何気なく使用しているWiFiの電波やBluetooth(ブルートゥース)の電波と被ってきます。
分配器の空き端子をそのままにしておくと、そこからテレビ電波が漏れ出てしまって、スマホやタブレットなどの通信に悪影響を及ぼす可能性があるんです。
また、電子レンジの電波とも被ってきます。
家で電子レンジを使用する度にテレビの映像が乱れるなんてことも・・・。
これまではテレビの電波と通信の電波が大きく重なることがなかったため、ダミー抵抗の必要性も薄かったと思います。
4K8K時代には取り付けが必須と考えた方が良さそうです。
まとめ
一般的に分配器を設置する際は、将来的な追加を考えて必要端子に1つや2つの空き端子を加えて選定するケースが多いと思います。
一般家庭でもマンションでも、ダミー抵抗が付いていない空き端子がそのままの分配器が、数多く隠されているように思います。
ご自宅の分配器も一度チェックしてみてはいかがでしょう?
もし端子が空いていたら、ダミー抵抗を取り付けることでテレビ電波が安定するかもしれません。
価格も安いので取り付けを推奨しておきます。
4K8K衛星放送に関する疑問 → こちらの記事をどうぞ