現在放送されているテレビ放送は、全部同じ画質だと思っていませんか?
実は、地上デジタル放送と衛星放送とではちょっと映像の綺麗さに差があるんです。
更に、衛星放送の中でもBSデジタル放送とCSデジタル放送の各チャンネル毎に画質が違ったりします。
今回は、110度CSデジタル放送のチャンネルが、幾つかハイビジョン放送に切り替わって綺麗な画質になるという話です。
SD画質とHD画質
地上デジタル放送は、現在は全てHD(ハイビジョン)放送です。
BSデジタル放送は、むしろ地上デジタル放送よりも高精細なフルHD放送が主流でしたが、4K8K衛星放送の開始に伴って、実はちょっと画質を落として地上デジタル放送と同等にする施策が実施されました。
2018年1月に、BS日テレやBS朝日、BSTBSなどの民放キー局は画質を落としましたね。
NHK BSプレミアムやWOWOWなどは、画質を落とさず今まで通りの高精細映像を維持しています。
いずれにしても、地上デジタル放送レベルのHD画質はありますが、放送大学テレビ2,3やDlife(ディーライフ)の兄弟チャンネルであるディズニーチャンネルはSD画質(アナログ放送レベルの画質)で放送されているんです。
110度CSデジタル放送になると一気にSD放送が増えて、2018年4月現在において全54チャンネル中33チャンネルがSD画質での放送をしています。
デジタル化に伴って画像が随分綺麗になった印象でしたが、実はアナログ放送時と変わらないSD画質の放送がかなり多かったんですね。
2018年秋を目途に
なんとなく地上デジタル放送やBSデジタル放送と比べて110度CSデジタル放送は画像が悪いと思っていた方、割と多いんじゃないでしょうか。
これらのSD放送を行っていたチャンネルが、この秋を目途にHD画質へと変貌を遂げます。
映画チャンネルの「東映チャンネル」や「衛星劇場」、アニメ系の「アニメシアターX」や「ディズニージュニア」、ドキュメンタリー系の「ヒストリーチャンネル」や「ナショナルジオグラフィックチャンネル」などがHD画質にグレードアップするんです。
実に、110度CSデジタル放送全52チャンネル中42チャンネルがHD画質で放送することとなります。
はっきりとした日程は発表されていませんが、2018年度中には完了しそうですね。
まとめ
それでもまだ12チャンネルはSD画質のまま放送が継続されます。
視聴者が購入するテレビのインチサイズが年々大きくなっていますので、SD画質だと粗が目立つようになっちゃいますよね。
特に4K対応テレビなどは大型化が進んでいますので、CSデジタル放送の高画質化も待ったなしなのかもしれません。
4K8K衛星放送はもっと高画質になりますので、どうしても差を感じてしまうでしょうね。
※注※ Dlifeは2020年3月31日をもって放送が終了となりました。