動画配信サービスなどで良く出てくるSDやHDという言葉。
動画の画質を表す言葉なんですが、一体どのくらい違うものなんでしょうか?
これ以外にもフルHDや、新たにUHD(ウルトラHD)なんて言葉も出てきてます。
今回は、これらの違いを簡単に説明していきます。
SD画質
Standard Definition(スタンダード・ディフィニッション) 標準解像度と言います。
画素(ピクセル)数を数値で表すと720×480。
簡単に言うと、アナログ放送時代の画質ということです。
アナログ放送は受信状況によってノイズが紛れ込んでくるため、実際に視聴する時はちょっと粗く感じますが、アナログ放送のノイズがない良好な映像がSD画質と考えていいでしょう。
ちなみにDVDの画質は、このSD画質です。
昔は2時間分しか録れないVHFビデオに、3倍録画で6時間分録画したりしてましたが、SD画像よりももっと粗い画像だったってことですね。
HD画質
High Definition(ハイ・ディフィニッション) 高精細度、別名ハイビジョンです。
画素数は1280×720。
ハイビジョンになることで、テレビの表示が縦横16:9になりました。
地上デジタル放送がスタートした当初に発売されていたテレビは、基本的にこのHDに対応したテレビです。
動画配信サービスでは、このHD画質の動画が増えてきている印象ですね。
フルHD(2K)画質
Full High Definition(フル・ハイ・ディフィニッション) フルハイビジョンと呼ばれます。
HD画質の更に上のグレードで、画素数は1920×108。
これがブルーレイディスクと同等の画質ということになります。
現在発売されているテレビは、このフルハイビジョン(2K)に対応したものがほとんどでしょう。
UHD(4K)画質
Ultra-high-definition(ウルトラ・ハイ・ディフィニッション) 超高精細度です。
いわゆる4K映像がこちらで、画素数は3840×2160。
現在放送されている最高ランクの映像で、ブルーレイを超えるUltra HD ブルーレイの画像が、これと同等になります。
動画配信サービスでも同様に、この映像が最高レベルで、配信されている作品数もまだまだ少ない状況です。
SHV(8K)画質
Super Hi-Visionスーパーハイビジョン。
画素数は7680×4320。
こちらは8K映像のことを指します。
シャープが8K画質に対応した液晶テレビを発売してはいるものの、実際の放送はまだ始まっておらず、2018年12月からの4K8K衛星放送でもNHKの1チャンネルしか放送はありません。
UHD(4K) 画質の4倍という美しさを表現するにはそれ相応のデータ量が必要となるため、動画配信サービスでの提供にはかなりの時間が必要でしょうね。
まとめ
以上が大まかな画質の種類となります。
2048×1152や2560×1600という解像度の画質もありますが、いずれも2Kの仲間みたいなものです。
動画配信サービスにおいては、SD画像かHD画像がほとんどを占めており、UHDはまだまだこれから。
SHVに至っては、いつ実現するか見当もつかない状況ですね。
スマホでの視聴であればSD画質でも苦にならないと思いますが、テレビで観ることを前提で考えるならばHD画質が欲しいところです。
数多ある動画配信サービスの中でどのサービスと契約するか、画質の良さで決めるのもいいかもしれませんね。