動画配信サービスという言葉、よく聞くようになりましたよね。
簡単に言うと、インターネットなどのネットワークを使って動画を配信するサービスが動画配信サービスなんですが、大きく分けると3つの種類に分けられるんです。
今回は、その3つを説明してみたいと思います。
VOD(ビデオ・オン・デマンド)
最も代表的と言っていいのが、このVOD(ビデオ・オン・デマンド)でしょう。
動画配信サービスと、ほぼイコールのような使い方をしたりしますね。
VODとは、簡単に言うと「インターネットを使ったレンタルビデオ」で、映画やドラマなどを直接レンタルビデオ屋に借りに行くことなく、家に居たまま視聴できるシステムです。
ここ数年で一気に種類が増えてきており、金額も随分と下がってきた印象です。
有名なところではNetflix(ネットフリックス)やhulu(フールー)、dTV(ディーティービー)、U-NEXT(ユーネクスト)などでしょうか。
レンタルビデオ大手のTSUTAYAや、Amazonなんかもサービスを提供しており、群雄割拠と言っていいでしょう。
基本的には有料視聴となっていますが、月額千円を切るような金額で数千タイトルが見放題など、従来のレンタルビデオと比べるとかなり安い金額となっています。
新型の4Kテレビなども、この動画配信サービスに連動対応してきており、手軽にテレビで観ることができるようになってきました。
動画共有サービス
YouTubeやニコニコ動画などがこの分野に入りますね。
この動画共有サービスとは、サイトの運営者が動画を提供するわけではなく、不特定多数の方が動画を作成し、それを投稿することでコンテンツを形成します。
誰でも投稿や視聴をすることができるため、動画をみんなで共有するという表現になるんですね。
広告が流れることから、特別なコンテンツ以外は基本的に無料。
逆に投稿者には広告収入が入る仕組みとなっており、動画への投稿で生計を立てるYouTuberという職業まで出てきました。
ミュージックPVや映画の予告編など、公式な映像も投稿されており、最近では4K映像にも対応するなど、どんどんスケールアップしてきている印象です。
インターネットテレビ
もう一つ区分けしてご説明したいのが、このインターネットテレビです。
元スマップのメンバーを起用したり、元プロボクサーの亀田興毅と一般人を戦わせるなど、話題性のある番組を放送している、AbemaTVがこれにあたります。
本来、動画配信サービスは全てインターネットテレビではあるんですが、区別をつける上で適切な表現がないため、このような言い方をしているケースが多いようです。
VOD(ビデオ・オン・デマンド)との大きな違いは、一般的なテレビのようにスケジュールに沿って番組を流しており、視聴者はそれに合わせて受信しなくてはならない点です。
いつでも見たい時に見れるVODの方が良いようにも思いますが、その時間にしか見ることができないリアルタイム視聴も、やはり違った魅力があります。
Amazon Fire TVに対応しているため、購入してテレビに映すことができれば、今までのテレビのチャンネルに、AbemaTVの複数のチャンネルを加えることができます。
こちらも基本的に無料ですので、テレビへの対応が進めば、それこそ一気に視聴者が増えることになるかもしれません。
まとめ
このように、3種類の動画配信サービスがここ数年で知名度を大きく伸ばしてきました。
この背景には、スマホの普及などのネットワーク化の広がりと、通信速度のスピードアップがあります。
今後も更にネットワーク化は進み、スピードもアップしてきますので、動画配信サービスの普及も右肩上がりで伸びていきそうですね。