スティックPCという物をご存じですか?
そのまんまですが、スティック状の小型パソコンのことです。
PCといえば、デスクトップパソコンやノートパソコンを思い浮かべると思いますので、スティック状のパソコンと言われてもピンと来ないかもしれません。
実は、このパソコンはテレビやモニターに接続して使用するんです。
日本では2014年12月にマウスコンピューターが初めて発売しました。
これを使えば簡単な文書作成も、ネットで受信する動画をテレビで視聴することも可能になりそうです。
HDMI端子に挿すだけ
このスティックPCは、テレビやモニターのHDMI端子に直接挿すだけで、テレビがパソコンになるという優れもの。
USBメモリーをちょっと大きくしただけの手のひらサイズにパソコンの機能が凝縮されているんですね。
最初に見たときは「技術の進歩もここまで来たか!」と驚きましたが、良く考えたらスマホとかって小さなパソコンみたいなものですよね。
ただ、こちらのスティックPCのOSは、アップル社のiOSやAndoroidではなくてMicrosoftのWindows。
日本の企業で最も使用されており、一般の家庭用PCのスタンダードOSですよね。
そのWindowsが、テレビをモニター代わりとして操作可能になるんです。
操作用のマウスやキーボードなどは別売りですが、スティック型PCの本体価格は1万円程度で購入可能なものもあります。
持ち運びやテレワークに便利
スティックPCのメリットは何といっても持ち運びやすさですよね。
最近ではMicrosoft社のsurfaceシリーズなど小さなPCも出てはいますが、なかなかの金額がしますし、その分モニターも小さいですよね。
画面が小さいと、お父さんお爺ちゃん世代にはちょっと厳しい。。。
その点スティックPCは、移動先にあるテレビやモニターを画面として使用しますので、ノートPCと比べればかなり大きなサイズの画面で操作をすることが可能です。
また、最近ではテレワーク(リモートワーク)が増えてきました。
特に在宅で勤務する場合、会社にあるデスクトップ型のホストPCを自宅に持って帰るのはなかなか大変です。
そんな時、このスティックPCはかなり役に立ちそうです。
テレワークの場合はリモートデスクトップ(遠隔操作)を使うケースが多いんではないでしょうか。
スティックPC自体の容量は少ないですが、リートデスクトップならスティックPCはあくまで操作用PC。
必要なファイルやアプリはホストPCの中にあって、遠隔でそれを使用することになりますので、スティックPC自体の能力はあまり影響しません。
それらのメリットを有効に利用すれば、非常に使い勝手の良いPCになるでしょうね。
動画配信サービスを観る
最近普及が目覚ましい、動画配信サービスをテレビで観ることも可能になります。
テレビをPCに変えてしまうわけですから、そもそもデスクトップやノートPCで観る動画は基本的に全て視聴が可能です。
現在発売されているテレビには、動画配信サービスを楽しむためのアプリが内蔵されているものが多く、有名どころの動画サービスNetflix(ネットフリックス)やHulu(フールー)、dTV(ディーティービー)などは、手軽にテレビで観ることができるようになりました。
ただ、ひと昔前のテレビにはそのような機能はないですし、テレビにあまり連動されていない動画サービスも数多くあり、それらの視聴をテレビで行うことが難しかったんですね。
見逃し配信サービスの大手TVer(ティーバー)や、インターネットテレビとして普及が進んできたAbemaTV(アベマティービー)など、テレビで手軽に観れるようになれば視聴者はかなり伸びるではないでしょうか。
なんといっても基本無料ですからね。
まとめ
PCのスペックにはあまり詳しくないため、詳細は商品ページなどを閲覧いただきたいのですが、HD画質の動画をテレビで視聴する程度であれば、特に支障なくできるはずです。
さすがに4K動画や高画質のゲームなどになると、容量が大きすぎるため動作が厳しいかもしれません。
テレビで動画を見ることに特化するのであれば、Amazon Fire TV(アマゾン ファイヤー ティービー)や、GoogleのChromecast(クロームキャスト)などといった物がベストですね。
ただし、スティックPCはパソコンですから、家のパソコンとできることはほとんど変わりません。
手軽にインターネットを閲覧したり、文書を作成したり。
リビングにある大型のテレビをモニターにしてPC操作ができるのは嬉しいですね。
Windows10搭載のコスパに優れたスティックPCを探してみました。
↓こちらです↓
これだけスマホやタブレットが普及しても、なんだかんだPCを使用したいケースって多いですよね。
慣れないタッチパネルでは文書作成も一苦労だったりします。
スマホやタブレットよりも、やっぱりパソコンという人にはかなりおススメの商品ですね。