テレビの番組の終了間際などに、「この番組をもう一度観たい方は、民放公式テレビポータ
ルTVerへ」というアナウンスが流れるのを聞いたことがないですか?
最近になって徐々に浸透してきている感のある、無料動画配信サービスのことです。
この「TVer」というサービス、どのような特徴があるのか簡単に説明してみます。
民放各社が立ち上げた見逃し配信サービス
TVerとは、NHKを除いた民放各社(日本テレビ、テレビ朝日、フジテレビ、TBS、テレビ東京)が共同で立ち上げた、見逃し配信をメインとした無料の動画配信サービスです。
見逃し配信とは、うっかり見逃してしまったテレビ番組を、番組終了後約1週間を目処にインターネットで配信するサービスで、民放各社独自でもサービスを持っています。
TVerは、その各社の見逃し配信サービスを纏めたポータルサイトで、各チャンネルの番組をチェックすることが可能です。
最近では関西の読売テレビも参入するなど、一部地方でしか観られない番組などを配信していることも魅力の一つですね。
無料放送であること
なんといっても一番の売りは無料放送であることですね。
テレビ放送同様にCMを流しているため、TVer自体は完全に無料です。
インターネットでの配信ですので、PCの場合はTVerのサイトを開くと視聴ができ、スマホやタブレットなどは専用のアプリをダウンロードすることで観ることができます。
勿論、このアプリのダウンロードも無料です。
また、会員登録などの煩わしい手続きもないため、アプリを開けば直ぐに視聴可能なのもいいですね。
直してもらいたいところ
無料ですからとやかく言うのもどうかと思いますが、直してもらいたいところも結構あるんですよね。
まずはCMの多さ。
当たり前といえばその通りなんですが、CMはスキップも早送りすることができません。
連続してCMが流れたり、早送りするとまた直ぐにCMが始まったり。
テレビ番組と思えば当然でしょうけど、同じ動画配信のYoutubeだと数秒でスキップできたりするんで、どうしてもモッサリとした印象になってしまうんですよね。
加えて、フジテレビとテレビ東京はTVer以外に専用のアプリが必要になるところ。
それ以外の番組は直接動画に行きますが、この2局は専用のアプリをダウンロードしなければ視聴できません。
わざわざTVer経由で飛ばされるくらいなら、最初から専用アプリ開きますよね。
まとめ
欲を言えば、後もう少し番組数が増えると嬉しいんですけどね。
民放各社それぞれ独自の見逃し配信サービスを持っていて、そちらは有料を含むコンテンツになっているので、最終的には自分たちのサービスに取り込みたいんでしょう。
また、テレビへの連動性は非常に低いんです。
スティックPCやキーボードPCなりを使用して大型テレビに映して観たいところです。
スティックPCの詳しい記事 → こちらをチェック
キーボードPCの詳しい記事 → こちらをチェック
惜しいところが多いこのTVer、民放各社本気になって取り組めば、かなりの普及が見込める気がするんですけどね。