「VHF」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
最近ではほとんど見聞きしなくなってきましたが、未だにVHF用アンテナは結構たくさん付いてるんですよね。
今回はそのVHFについて、簡単に説明していきます。
アナログテレビで使用
VHFは(Very High Frequency)の略で、日本語では超短波と言います。
30MHzから300MHzまでの周波数の電波のことで、アマチュア無線やFMのラジオ放送などで現在も使われています。
2012年完全デジタル化になる前のアナログ放送時代には、テレビ放送もこの帯域で流されていました。
現在でもテレビ放送で使用されているUHFの電波と共に、テレビ放送の周波数としての役割が強かったんですね。
ちなみに、テレビチャンネルで言う1chから12chがVHFのチャンネルでした。
アンテナは残っている
古いアンテナ機器にはVHFの文字がまだ残っています。
アナログ放送からデジタル放送に切り替わる際に、アンテナ設備を一切改修しなかったお宅は、このVHF放送に対応した機器をまだ使用されているんじゃないでしょうか。
特にアンテナは、使わなくなっただけで急いで取り外す必要もなかったため、そのまま屋根の上に付いているお宅も多いですね。
だいぶ古くなってるでしょうし、風の影響も受けやすくなってしまうため、機会があれば取っちゃった方がいいでしょう。
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まとめ
VHFやUHFという言葉は、アンテナやテレビ関連に携わる方にとっては基本中の基本のような言葉なんですが、一般の方々には馴染みがあまりないですよね。
アンテナ機器にはこのような言葉が平気で載っているので、なかなか理解がしにくいように感じます。
ちなみにこのVHFの電波は、今後スマホなどの通信用に使われるという情報もあります。
電波などで使用される周波数というものは限られていて、使わずに残しておくのは勿体ないんですね。