周波数の単位 MHz(メガヘルツ) アンテナ機器の表記の意味とは

シェアする

テレビ設備にはアンテナを始めとして様々な機器が使用されています。

その代表ともいえるブースター分配器などのアンテナの機器には、「~〇〇MHz」や「周波数帯域〇〇MHz」などといった表記が見られます。

この数字はいったい何を意味しているのか知っていますか?

実は、アンテナ機器は大きくこの周波数(MHz)によって区分けされているんです。

2018年12月から始まった新4K8K放送にも関わってきますので、知っているとちょっと役に立つかもしれません。

電波は周波数で区切られている

空中にはテレビ放送以外にも、様々な電波が飛び交っています。

AM、FMラジオや航空レーダー、アマチュア無線や、皆さんがいつも使っているスマホの通信も電波の一つです。

これらの電波は、それぞれが干渉しないように周波数というもので区切られています。

その周波数の単位が「Hz」ヘルツです。

テレビ電波は基本的に百万の単位の周波数を使用するので、「M」を付けて「MHz」メガヘルツを良く見るんですね。

別途周波数に関する細かい説明を記載していますので、気になる方はチェックしてください。

↓こちらです↓

周波数って言葉、割とよく聞きますよね。テレビだけじゃなくて、音声とか治療器とか。でも、この周波数って具体的には何を表すものなんでしょう。周波数の単位や電波の種類など、できるだけわかりやすく簡単に説明しています。

テレビ放送の中でもそれぞれ帯域が違う

テレビも色々な放送に分かれています。

地上デジタル放送BSデジタル放送、有料のCSデジタル放送や最近始まった新4K8K衛星放送ですね。

それらのテレビ放送の周波数割り当て表がこれです。

周波数割り当て

いつも観ている地上デジタル放送は470MHz~710MHzの間となります。

それに対してBSデジタル放送は1032MHz~1489MHz、110度CSデジタル放送は1595MHz~2071MHzとなっています。

すなわち、2071MHzまで対応している機器を使用すれば、新4K8K衛星放送以外の放送は全て視聴できるということです。

アンテナ機器に書いてある「~〇〇MHz」という表記は、その機器がどの放送まで対応できるのかを表す数字だったんですね。

4K8K放送は非常に高い周波数で流れてくる

上の表を見てみると、周波数を表すバーの右側に4K8K放送がありますよね。

これが、2018年12月からスタートした新たな放送、新4K8K衛星放送です。

チェンネルが増えるため、これまでの周波数の帯域では賄いきれなくなってしまったので、テレビ放送の割り当て周波数が伸びました。

最高で3224MHzまで周波数帯域が広がってしまったため、アンテナ機器も~3224MHzの機器でなければ電波が通ってくれません。

3224MHzに対応したアンテナ機器は、ここ数年で発売されたものばかりですので、古い家屋の設備は3224MHzに対応できていないはずです。

お住いのテレビ設備がどのくらいの周波数に対応しているか知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

↓こちらです↓

テレビの放送が増えるとともに対応する周波数の帯域は広がっていき、それに伴いアンテナ機器もグレードアップしてきました。2019年から始まった新4K8K衛星放送に対応するには、より高い周波数に対応しなければなりません。3224MHzに対応した機器を選んで使用しましょう。

全ての新4K8K衛星放送を視聴したい場合は、現在のテレビ設備機器を大幅に交換しなければならないということになります。

まとめ

基本的にアンテナ機器には、どの帯域に対応しているかが記載されています。

ここ数年の機器であれば、だいたい2600MHz程度までは対応しているはずです。

今後、アンテナ機器を購入する機会があれば、周波数を見て選ぶといいでしょう。

できれば将来のことを考えて、4K8Kに対応した~3224MHzの物を購入したいですね。

スポンサーリンク
スポンサーリンク