地上波がデジタル放送になる以前の、アナログ放送時に使用していたVHFアンテナ。
地上デジタル放送がスタートしてアナログがなくなることで、その役目をほとんど終えているんですが、まだ昔のまま、屋根の上に設置した状態の家も多く見られますよね。
近年、温暖化の影響なのか、台風がやたらと多い印象ですし、必要ないんであれば撤去しちゃった方が良くないですか?
完全デジタル化となった今、このVHFアンテナはもういらないんでしょうか?
今回はその辺りを掘り下げて説明していきます。
テレビ放送としては必要がない
地上波放送は、アナログ放送からデジタル放送に移行する際に、VHF放送の全てのチャンネルがUHF放送に移動しました。
VHF放送は全く使わなくなっちゃったんですね。
地上波放送の完全デジタル化後に、空いたVHF帯域を使ってスマホ向け番組としてスタートしたNOTTV(ノッティービー)という放送がありましたが、思ったほど視聴者が伸びずに2016年に終了しています。
したがって、現在VHFのチャンネルではテレビ番組は放送されておりません。
現在は、災害時に活躍する公共用の通信システムや船舶や航空の通信などに利用されており、今後もテレビ放送としては使用することはないんじゃないでしょうか。
だとすると、屋根の上に置いておく必要はないですね。
FMのアンテナとしては使用できる
実は、VHFアンテナはテレビでの使用はもうありませんが、ラジオとしての使用価値はあります。
アナログ放送時代、VHF放送は1chから12chという区分けで使用していました。
ちなみに、今デジタル放送で使用しているUHF放送は13chから52chとなっています。
このVHF12chのうち、1chから3chまでは、実はFMラジオ放送のチャンネルと被ってるんです。
したがって、VHFアンテナからFMラジオにケーブルを繋ぐと、何も繋がずに受信するよりも鮮明にFMラジオを聴くことができます。
最近では、AMラジオ放送をFMの周波数でも送信する「ワイドFM」という施策も行われています。
AMラジオよりも鮮明に聴くことができるため、ラジオ好きには好評を得てますね。
ラジオを好んでお聴きの方からすれば、利用価値はあるかもしれません。
ラジオも工事もインターネットの時代
FMのアンテナとしての利用価値はあるものの、最近ではラジオもインターネットで聴くことができるようになっています。
radiko(ラジコ)が有名ですね。
気になる方はホームページをご覧ください。
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スマホのアプリなんかもありますので、正直言って、わざわざ古いVHFアンテナから繋いでFMラジオを聞くというのも非現実的かもしれません。
使用しないんであれば劣化するだけですから、機会があれば撤去しちゃった方がいいでしょう。
アンテナが1本多いと風の影響もより受けやすくなりますので、台風が近づいてくる度に心配するのも嫌ですよね。
改修工事など、家の屋根に上るような工事があるようでしたら、合わせて撤去してもらったらいかがでしょうか。
間違っても「DIYでコストを抑えよう」なんて考えは止めましょう。
アンテナは基本的に屋根の上などの高い位置に設置されています。
当然素人が登るのは危険ですし、古いアンテナは取り付け部分のビスも錆が浮いて回らないこともしばしば。
簡単そうに見えて、実は結構手間がかかるんです。
撤去したアンテナの処分なんかも考えると、専門の業者に任せるのが一番です。
頼む場所がわからない場合は、こちらもインターネットで探してみましょう。
比較的対象地域が広く、アンテナ専門の業者を探してみました。
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最近は何でもインターネットで依頼ができて便利ですね。
競争が激しいためか金額も意外と安いですし、悪い評判はすぐに広まるので無茶なこともできませんしね。
専門業者は技術スキルも高いので、街の電気屋さんにお願いするよりもよほど安心かもしれませんね。
コメント
正直言って、地上波が要らないかな?
今やテレビ局員がどこかのパクリと叩かれるのは、やっぱり企画よりもタレントで選択してしまうからね。
NHKを立花孝志にぶっ壊されてもいいので、民放テレビもスポンサー離れ加速によってぶっ壊されてしまえばいい!