インターネットで視聴する動画配信サービス。
認知度も加入者も上昇する中、テレビの大画面で楽しみたいというニーズが高まってきています。
それに応えるように、最新のテレビは動画配信サービスへの対応に力を入れているんです。
リモコンも変わってきてますよ。
専用ボタンを搭載
テレビの大画面で動画配信サービスを楽しむべく、リモコンに専用のボタンを搭載したモデルが数多く発売されてきました。
それぞれメーカー別の対応状況をチェックしてみます。
ソニー BRAVIA(ブラビア)
最もボタン搭載に積極的なのが、ソニーのBRAVIAです。
最新機種には、従来からあるNetflix(ネットフリックス)に加え、YouTube(ユーチューブ)やAbemaTV(アベマティービー)、U-NEXT(ユーネクスト)にhulu(フールー)のボタンがあります。
Android TV(アンドロイドティービー)を搭載しているため、これら以外にも多数のアプリを使って動画配信サービスを楽しめます。
2018年9月において、最も沢山の専用ボタンを有しているリモコンになりますね。
シャープ AQUOS(アクオス)
シャープの最新型AQUOSもAndoroid TVを搭載しているテレビになります。
様々なアプリに対応しているため、動画配信サービスへの連動性は非常に高いと言えるでしょう。
リモコンにはNetflixとYouTubeに加えて、AQUOSオリジナルの動画配信サービスであるCOCORO VIDEO(ココロビデオ)のボタンを搭載。
COCORO VIDEOの中身は動画配信サービスの大手ビデオマーケットであり、国内最多レベルの作品数を誇ります。
月額見放題の契約はもちろんこと、最新作だけレンタルで視聴することもできます。
パナソニック VIERA(ビエラ)
動画配信サービスのボタン搭載には若干消極的な印象のVIERA。
直感的な操作が可能な専用ボタンは、Netflixと以前から搭載しているアクトビラだけです。
アプリは多数搭載されていますので、「アレコレ」ボタンを押して動画配信へと切り替えるのが基本です。
ただ、「マイアプリ」というボタンが付いており、こちらにお気に入りのアプリを登録できるようになっているため、契約している動画配信サービスのアプリを登録すれば1発切り替えが可能。
この機能を使えば、専用ボタンが一つ増えますね。
東芝 REGZA(レグザ)
いち早くNetflixの専用ボタンを搭載した東芝のREGZA。
NHKハイブリッドキャストへの対応も最速で、通信への連動に対する意識は高い印象。
でも、専用ボタンの搭載には消極的なようで、付いているのはNetflixとTSUTAYA TVの2つだけです。
4Kチューナーの搭載も早かったんですけど、今のところ動画配信を見る際はあまり利便性を感じませんね。
まとめ
三菱電機のREAL(リアル)は、ブルーレイ搭載で録画機能に特化する製品となっており、通信への連動性は二の次の印象。
LGは、マジックリモコンという音声で操作することを重視した形となっており、専用ボタンには注目していないようです。
ただ、残念ながら日本語には完全に対応できておらず、簡単な操作程度しかできないようですね。
個人的には、テレビをメインとして視聴しながらも、ボタン一つで直感的に動画切り替えができるのは、視聴者にとっては非常に重要な連動性だと考えます。
特に無料放送のAbema TVなどは、テレビのチャンネルが一気に増えるようなものですよね。
2019年を目途にNHKがテレビ放送のインターネットでの同時配信を検討しているようですし、今後更に放送と通信の融合は進んでいくでしょうね。
※2018年9月の情報をもとに記事を作成しております。