映像と音声を1本のケーブルで繋ぐことができるHDMIケーブル。
このHDMIケーブルにも、4Kや8Kの映像に対応しているものと、していないものがあるって知ってました?
ブルーレイレコーダーやゲーム機など、様々な機器の接続に使用されていますが、4Kテレビを購入して機器と繋ぐ場合は、ちょっと考えた方が良いと思いますよ。
HDMIケーブルには、用途に合わせた規格があるんです。
HDMIケーブルの規格とは
HDMIケーブルには、現在大まかに4種類の規格があります。
それぞれ簡単に説明していきます。
HDMI 1.3
地上デジタル放送のスタートに合わせて普及した、初期のHDMIケーブル。
地上デジタル放送のフルハイビジョン「2K放送」に対応しています。
逆を言えば、それよりも荒い画質の機器(DVDプレーヤーや旧型のビデオカメラなど)との接続は、全てこのケーブルで賄えるってことです。
HDMI 1.4
3Dテレビが発売されるにあたり発売された次世代HDMIケーブル。
2K放送よりも伝送量の多い3D映像に対応しています。
最近では3Dテレビってほとんど聞かなくなりましたよね。
HDMI 2.0
4K放送に対応する新型ケーブルとして規格化されたHDMIケーブル。
プレミアムHDMIケーブルという言われ方をします。
4Kに対応したレコーダーやデジタルカメラなどを繋いだり、高精細な最新のゲーム機などもこの規格がおススメですね。
HDMI 2.1
8K放送に対応可能な最新式のHDMIケーブル。
8K対応のデバイス(装置)はまだまだ商品が少ないですが、処理スピードの高さから、VR(仮想現実)ゲームなどでの使用に適しています。
以上の4種類があり、映像技術の進歩に従って、グレードアップが図られてきました。
今発売されているケーブルは1.4以上がほとんどですね。
4K映像にはHDMI 2.0以上のケーブルが必要?
上記規格の説明をみてもわかる通り、4K映像に対応した規格は2.0と2.1ということになります。
あくまで規格なので、2.0以上のケーブルでなければ絶対に4K映像が映らないという訳ではありません。
実際に1.4の規格品でも4K対応という表現で販売されていますしね。
接続部分の形状も同じなので、古い規格のHDMIケーブルでも繋ぐこと自体は可能です。
しかし、4K映像の伝送を保証した規格ではないため、ケーブルによっては映像レベルが落ちてしまうことも。
昔使ってたものが残ってるからと言って、さすがにHDMI1.3のケーブルは止めましょう。
できれば2.0以上のプレミアムHDMIケーブルを使いたいところですね。
テレビやモニター自体のHDMI端子が重要
ケーブルも勿論大事ですが、実際に接続するテレビやモニター自体にそれ相応のHDMI端子が無ければ話になりません。
現在発売されている4Kテレビには、だいたい1個はHDMI 2.0対応の接続端子が付いています。
ただ、それ以外のHDMI端子は1.4対応の場合が多いので、接続する際に注意が必要です。
4K8K衛星放送用の専用チューナーや、UltraBlu-rayレコーダー、ゲーム機など4K映像を伝えたい周辺機器を数多く繋げたい人は、テレビ側に2.0以上の規格の接続端子が複数必要ということになります。
4Kテレビ購入の際の一つの指標として考えておいた方がいいですよね。
まとめ
まだまだ最近の規格であるHDMI 2.0以上のケーブルは、比較的価格が落ちていない状況です。
その中でも規格2.0でいてコスパに優れたケーブルがこのあたりの商品です。
↓こちらです↓
特に2.1対応のケーブルは出たばかりなので、まだまだ引き下がるには時間がかかるでしょう。
思わず安いケーブルに飛びつきたくなりがちですが、規格に適合した商品を使うのが一番安心ではありますよね。
ちなみに、4K8K衛星放送を受信する場合は、HDMIケーブル以外にも様々な機器がその規格に対応してなければなりません。
テレビに繋ぐ際に注意したい規格について知りたい方は別の記事に書いてますのでご覧ください。
↓こちらです↓