「4K放送って聞いてもどんな番組がやってるかわからないし、今のテレビが壊れるまでは別に買い替える必要はないな・・・」なんて思っていませんか?
NHKを始めとして、民放各社でも4K放送の番組は充実してきましたし、スカパー!プレミアムサービスやケーブル4K、YouTubeやAmazonプライムビデオなど、動画配信サービスでは4K化がどんどん進んでいます。
しかも、今のテレビには4Kアップコンバートなる機能が・・・。
4Kアップコンバートとは、簡単に言えば従来の映像を4K映像に作り替えてくれる機能です。
今観てるテレビの映像がキレイになるなら、新品に買い替えてもいいんじゃないですか?
アップコンバートとは
アップスケーリングや超解像化など、言い方が統一されていなかったんですが、ここにきて「アップコンバート」という言葉が広く使われるようになってきましたね。
「アップ」は上に、「コンバート」は変換を意味します。
地上デジタル放送やブルーレイディスクなどの4K画質に満たない放送を、4Kにほど近い映像に再構築してくれる機能ということです。
現在発売されている4K対応テレビの多くに、このアップコンバート機能が搭載されています。
ですから、あまり詳しい知識をお持ちでない方が最新型のテレビを買って、4K放送の番組を観てないにもかかわらず「さすが4Kテレビ、綺麗に映るわ!」などど言っていても、それはあながち間違いではないんです。
従来のテレビで地上デジタル放送を観るのと、アップコンバート機能を有した4K対応テレビで地上デジタル放送を観るのとでは、後者の方が綺麗な映像で観れるということですね。
4K放送は必要ないんじゃないか?
「じゃあ、わざわざ4K放送を開始しなくても、今観れている放送をアップコンバートすればいいじゃないか」とお思いでしょう。
確かにその通りですが、さすがに4K対応のカメラで撮った純粋な4K映像を4Kテレビで観るのと比べると、アップコンバートした映像は若干画質が落ちるんです。
例えば、地上デジタル放送で放送されているNHKの大河ドラマと、BSデジタル放送のNHKの4Kチャンネル「BS4K」で放送されている大河ドラマを同じ4K対応テレビで観比べると、BS4Kの方がよりキレイに観れます。
4K放送になるというよりは、近くなるって感じでしょうか。
また、各メーカー独自の技術でアップコンバート機能を搭載していますので、テレビによっても少し差が出てきます。
パンフレットなどを見ると、各メーカー独自技術を高らかに謳っていますが、実際にアップコンバートした映像同士を見比べないことには差がわかりませんよね。
大型量販店に展示してある4Kテレビは、ほとんどの場合キレイに見せるための専用の4K映像を流しています。
キレイな浜辺の景色だったり、カラフルな花だったり。
それらの映像を比べるのもいいんですが、あえて地上デジタル放送にチャンネルを変えて比べてみるのもいいでしょう。
各メーカーのアップコンバート機能の差がわかるかもしれません。
まとめ
アップコンバート機能が備わったことで、大画面のテレビの売れ行きが一気に伸びました。
なぜなら、本来画面が大きくなればなるほど画質は荒くなるからです。
同じ画質の映像をスマホで観るのと、50インチのテレビで観るのとでは、スマホの方がよっぽどキレイに見えます。
画面が高精細になり、アップコンバート機能ができたからこそ、大きな画面でも満足できる映像で楽しむことができるんですね。
それに伴い各メーカーが謳うテレビの適正インチサイズも大きく変化し、最近では50インチは当たり前、60インチや70インチなんてテレビも結構売れているようです。
4Kテレビの適正インチサイズに関する記事は下記をご覧ください。
↓こちらです↓
今後更にアップコンバートの技術が進んだら、ほんとに4K放送がいらなくなるかもしれませんが、8Kだとか16Kだとか・・・。
高精細化に向かう技術の進化は止まらないでしょうね。
ちなみに地上デジタル放送の4K化は、技術的にちょっと難しそうです。
コメント
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4Kの立体放送(3D real方式)開始を期待する。