TVのアンテナ設定などで出てくるアンテナレベルという言葉。
簡単に言うとテレビ電波の強さを表すものです。
このアンテナレベルが低かったり不安定だったりすると、ブロックノイズと呼ばれるモザイクのような症状が出たりします。
アンテナレベルが0だったら、真っ暗で全然映りません。
E202なんていうエラーコードが出たりしますね。
このような症状に悩まされてはいませんか?
ほとんどの場合、テレビ電波のレベル不足が原因の可能性が高いんですが・・・。
じゃあ、どのくらいのレベルがあれば問題なく映るんでしょうか?
目安も含めてご説明していきます。
メーカーによってマチマチ
厄介なのは、テレビの画面で確認するアンテナレベルという表記に統一性がないということです。
値がメーカーによってマチマチで、50dBあれば良いというメーカーもあれば、70dB以上ないとダメだというメーカーもあります。
テレビ画面に出てくるアンテナレベルは、電波の強さと質の良さを合わせたような要素を数値化しているんですが、そのあたりの詳細な中身にもちょっと違いがありそうです。
じゃあ目安はどのくらいなのか。
極論を言うとメーカーによって違うのでわからないが正解なんですが、どのメーカーも概ね図のように、レベルをバーと値で示すようになっています。
その8割がたバーが伸びていれば問題ないんじゃないかと。。。
中にはわかりやすく目安が付いているものや、ビープ音といって一定のレベルに達したり、高くなればなるほど高い音で知らせてくれる機能を備えているものもあります。
そういったTVは親切でいいですよね。
メーカーによってそれぞれ受信に適したレベルの基準を持っていますので、説明書などを見て確認してみてください。
専門業者が持つ測定器の値は別物
電気店やアンテナ設置の専門業者などは、専用の電界強度計やレベルチェッカーと呼ばれる測定器を持っている場合があります。
ハンディタイプのレベルチェッカーは最近ではかなり流通しているので、持っている工事業者も多いでしょうね。
こちらに表示される値は、電波の強さや電波の質、雑音の強さなど、複数の詳細な数値で表わされます。
この測定器で表示されるdBという値は電波の強さを表す単位で、テレビの画面に表示されるレベルとは別物と思ってください。
テレビ画面では60dBでも、レベルチェッカーで測定したら45dBしかないなんてことはザラにあります。
ですから、電気屋さんなどに「〇〇dBあるのに映らない!」とか、「何dBあれば映るんですか?」などと質問しても、テレビの表記はメーカーによって違いますし、測定器の値とも違うので、中々要領を得ないでしょう。
測定器の値=テレビ画面のアンテナレベルの値ではない
ということは覚えておいた方がいいでしょう。
卓上ブースターでDIY
テレビの映りをご自分でなんとかしようと思うなら、そのメーカーのアンテナレベルの基準を調べて超えられるようにやってみましょう。
一番手っ取り早いのがブースターを使用すること。
ブースターとはテレビ電波の強さを増幅させる機械のことで、アンテナレベルを補うにはピッタリです。
その中でも、一般の方でも使いやすく手にも入りやすい卓上用ブースターを使ってみるのをおススメします。
この卓上用ブースターはテレビ設備全体のレベルを上げるものではなく、ある特定のテレビの受信レベルを上げるためのブースターです。
メーカーによって色々と種類がありますが、国内メーカー製で4K8K衛星放送に対応、比較的コストパフォーマンスに優れたものを探してみました。
↓こちらです↓
複数のテレビで受信が悪い場合は、設備全体の改修が必要かもしれませんので、素直に工事業者にお願いしましょう。
専門の業者であれば、より詳細な測定器の値を基準に直してもらえるかも。
お願いする工事業者にピンとこない場合は、ネットでの依頼もおススメです。
アンテナ専門の業者は測定器なども備品として持っている可能性が高いですし、専門的なスキルも有してますから、街の電気屋さんよりも頼りになることが多いです。
問題は工事の施工対象地域に入るかどうかですが、比較的対象地域が広いアンテナ専門業者を探してみました。
↓こちらです↓
ちなみに測定器で測れる電界強度という値でいくならば、端末レベルで最低でも55dBμVくらいは欲しいですね。