テレビアンテナの設備を整えるにあたって、ブースターを取り付けるのは当たり前になってきています。
衛星放送を受信するのであれば、4K8K放送対応品は必須ですよね。
では、4K8K対応品であればどれでもいいんでしょうか?
価格的なものも含めて、用途に合ったベストなブースターを選びましょう。
一般的なブースター
こちらは、一般的に一番使用されているタイプのブースターです。
一般的な家庭用ブースターは樹脂製で電源部と本体が分離しているため、電源分離型ブースターと呼ばれたりもします。
ブースター本体をアンテナが設置してあるアンテナポールなどに取り付けて、屋内に置いた電源部からDC15Vを送ってあげるのが基本的な使用方法です。
35dB型と41dB型の2種類に分かれている場合が多く、35dB型の方が安くて良く使用されていますね。
特別な理由がなければ、この辺りのブースターを使用しておけば問題ないでしょう。
デュアルブースター
DXアンテナが発売しているデュアルブースターと呼ばれる商品がこちらです。
簡単に説明すると、本来別々に商品化されている35dB型と41dB型が合体したのがこのブースターです(DXアンテナでの表記はUHF帯域で33dBと43dB)。
アンテナでの受信が悪い場合や、テレビを見る箇所が多くて分配数が増えてしまう場合などは、35dB型ではレベルが足りないケースがあります。
そんな場合に41dB型を使用して足りないレベルを補ってあげるんですが、こちらのブースターであればスイッチ一つで切り替えができるため、あえて41dB型を購入する必要がありません。
利得(増幅するレベル)が大きくても調整さえすればマイナス要素はほとんどないため、単なる35dB型ブースターよりメリットは大きいでしょう。
比べてみて価格が安ければ、こちらのブースターをお勧めしますね。
電源着脱式ブースター
日本アンテナが発売している電源着脱式のブースターがこちら。
日本アンテナ製は本体を開けると中に電源部が入っており、着脱が可能という特徴があります。
設備の状況によっては、本体と電源部の両方を宅内に設置しないといけないケースがあります。
そんな時は別々になっていることが逆にデメリットになってしまうため、どちらにも対応できる着脱式は使用の幅が広がるでしょう。
しかも4K8K対応の新しいこの商品、DXアンテナのデュアルブースターのように、利得の切り替えスイッチが付いていました。
電源部着脱式で利得切り替えのスイッチまで付いているのですから、グレードとしてはナンバーワンかもしれませんね。
価格が安ければこちらがベストかもしれません。
まとめ
いずれも老舗のアンテナメーカーが製作して発売しているブースターですから、性能としては間違いがないでしょう。
各メーカーそれぞれ使い勝手が違うのと、価格においてもちょっとずつ差がありますので、自分に合ったものを探してみてください。
一つ言えるのは、ほとんどの場合は電源分離型の35dB型で問題なく受信が出来るということ。
価格にもよりますが、電波が弱いエリアなどで工事を行うケースが多い方などは、利得切り替えが付いたブースターがお得かもしれませんね。