パラスタックアンテナって何? 高性能型素子アンテナの使用用途とは

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パラスタックアンテナという機器をご存知でしょうか?

電波障害用や高性能アンテナなんて言い方もしますね。

地上デジタル放送を受信する素子アンテナ(魚の骨のようなアンテナ)の種類の一つなんですが、普通のアンテナとどこが違うんでしょうか。

今回は、パラスタックアンテナの特徴と、どのような場面で使用するのかについて説明していきたいと思います。

素子数が多い

まず特徴的なのが、素子(エレメント)の数が多いことです。

素子とは写真の丸の部分。

一般的な素子アンテナは、このように一本の軸に素子が幾つも付いています。

上記の写真は素子数が20本あるため、20素子アンテナと呼ばれていますね。

それに対してパラスタックアンテナはこのような形。

一本の軸に対して素子がX(エックス)状に何本も付いています。

パラレル(水平)とスタック(垂直)を混ぜてパラスタックというんですね。

画像のアンテナはパラスタックの14素子アンテナですが、一般的な素子アンテナと比べて実質2倍程度の素子が付いていることになります。

基本的に素子アンテナは素子数に比例して性能が上がっていきますので、通常の素子アンテナよりもパラスタックアンテナの方が受信性能が上ということになりますね。

弱電界地域で活躍

パラスタックアンテナは受信性能が高いので、テレビ電波の受信環境が悪い地域(弱電界地域)において良く使用されます。

電波が強い地域(強電界地域)では、平面アンテナなどの見た目が良いアンテナを設置するケースが増えており、それらのアンテナで受信できない場合に一般的な素子型アンテナが使われることが多くなっています。

それでも受信が難しい場合に、パラスタックアンテナが利用されるんですね。

性能が高い分には問題ないので、強電界地域であってもパラスタックアンテナは使用できます。

ただし、一般的な素子アンテナと比べると素子数が多い分重くなってしまい、面積も広くなることから、風の影響を受けやすくなってしまいます。

強度が落ちてしまうのと、価格的にも若干高くなりますので、通常の素子アンテナで問題なく受信できる地域ではあまり使用しないですね。

まとめ

高くなるといっても数千円程度ですので、躊躇する程のものではないでしょう。

通常の素子アンテナを使用していてブロックノイズが出たり、1チャンネルだけ映りが悪くなったりする場合は、このパラスタックアンテナに交換することで症状が改善するケースもままあります。

テレビ電波を増幅させるブースターなどを使用することで、レベルは強くすることができますが、電波の質までは改善することができません。

電波の質の改善には、おおもとであるアンテナ自体での受信改善が最も有効なんですね。

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